資産運用には流動性が重要な面も
 
資産運用には様々なリスクがつきものです。社会情勢の変化や法律の変化が主なもので、急激に金利が上下する場合や、投資環境が悪化するケースが考えられます。

 

資産運用はリスクを踏まえた上で行うものであり、多くの金融商品には免責事項が付随しています。

 

免責事項を把握していなければ、想定外の事態が起こった際に被害が大きくなってしまう場合があります。

 

もちろん、それにより大幅に資産が増加するケースもありますが、状況的にはごく稀です。危険を察知した際に資産をすぐに処分できるかどうかは非常に重要になってくるのです。

 

資産の売買のしやすさは流動性という言葉で表されます。例えば、不動産であれば基本的な価格が高く、すぐに買い手が見つからないことが多いことから流動性が低いと言われています。

 

逆に株などは流動性が高く、値段さえ気にしなければすぐに処分できるケースが多くなります。

 

流動性が高い資産であれば、より金利が高い商品などが見つかった際に簡単に乗り換えができると言うメリットもあります。

 

購入時だけでなく、長い人生に合わせて利回りをコントロールすることが重要になるため、流動性の確保も資産の運用に重要になるのです。

 

資金の拘束期間が長い資産には注意が必要

 
資産の運用を考える上で重要になるのが資金の拘束期間です。資金の拘束期間が長ければ長いほど金利の変化に対応することが難しいため、新しい投資をすることが難しくなります。

 
資金の拘束期間が長い資産に、個人年金と不動産があげられます。個人年金は数十年単位で積み立てる形式が多く、途中解約をしてしまうと数割しか戻ってこない可能性があります。

 

個人年金の年間利回りは確定拠出年金で1パーセント前後のため、株式などをうまく利用した場合と比べ、年間数パーセント、複利も含めると年数がたつほど差が開く形になります。

 
積極的にお金を増やしたい場合は株式や投資信託などの方が割に合うのです。

 
不動産の場合はローンによる拘束や、委託管理を行った場合は契約期間による拘束、売却を決めた場合も不動産への買い手が見つかるまでの拘束が発生します。

 

不動産ローンが残ったまま売却をすることも可能ですが、売却時に残額の支払いが必要になることもあるため注意が必要です。

 

収益物件で建物の管理の委託を行っていた場合、途中解約で違約金を求められる場合もあります。

 

売却時に買い手が見つかるまで時間がかかるケースも多く、時間をかけすぎれば資産税などの維持費がかさんでしまいます。

 
資金が拘束されている間は他の手段でお金を増やすことが難しいということでもあるため、リスクの割に合うか、あるいは資金のどの程度を割けばよいかはしっかりと考えた方が良いのです。

 

 

リスクオンにするタイミングも重要に

 
流動性を確保した場合に重要になるのが、リスクオンとリスクオフのタイミングです。

 

利益が出せると感じた場合は資産を集中し、危険を感じた場合は早めに資金を引き揚げることが重要になります。
流動性の確保はリスクの低減に貢献すると同時に、収益をあげられる機会を逃してしまう可能性があります。そのため、どのタイミングでどのように稼ぐかが重要になるのです。

 
もっとも値動きがわかりやすいものの一つが株式です。例えば、民泊に関する規制緩和の話題が出た際に、民泊関連のビジネスを展開する会社の株価が大幅に上昇しました。

 

参議院や衆議院が解散した際に封筒を作る会社の株価が大きく上がるように、話題が集中した際は株価が急激に膨れ上がることがあるのです。

 
一方で話題が過ぎてしまうと急激に株価が下がる可能性もあります。そのため、いち早く情報を察知して株を購入するか、分散投資をして株価が高騰したタイミングで売却するかといった戦術が重要になるのです。

 

 

欲を出し過ぎると失敗することが多いため、どの程度儲けたら資金を引き揚げるかといった視点も必要になります。

 
収益で大手銀行株などを購入すれば、安定した配当収入を得ることも可能になります。

 

中間配当と期末配当と2回に分けて配当を行うケースも多いため、それぞれのタイミングに合わせて株を購入するなど、利益を最大化する工夫も大切になります。

 
大きく株価が下がる要因になるのは新たな規制や諸外国との貿易摩擦、自然災害やテロなどです。

 

一方で、外国為替などに投資している人はかえってビジネスチャンスになる場合もあります。

 

 

日経平均株価や外国株の平均値が下がるほど収益をあげられる金融商品も存在するため、保険の意味合いで投資する人も多いのです。

 
株式に限らず、資産運用は先行きが見えないからこそ儲けが出る部分があります。ただ投資して放置するのではなく、一旦資金を引き上げて、価値が低くなった時に再購入するなど、管理が重要なります。

 

 

自然と価値が上がることも珍しくないため、手持ちの資産の特性を把握しつつ柔軟に行動することが大切です。